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『七番目の男』

「その波が私を捉えようとしたのは、私が十歳の年の、九月の午後のことでした」村上春樹の短編『七番目の男』は、ある夜、最後(七番目)に話をする男が切り出すこのセリフから始まる。※『七番目の男』は、短編集『レキシントンの幽霊』に収められている。レキシントンの幽霊 (文春文庫)(1999/10)村上 春樹商品詳細を見る「その波は、ほんの僅かなところで私を捉えることができませんでした。しかしかわりにそれは、私にとってもっ...続きを読む >

沈黙

沈黙 (集団読書テキスト (第2期B112))(1993/03)村上 春樹商品詳細を見る本書は、全国学校図書館協議会により、集団読書テキストとして編纂された。この「沈黙」は、「村上春樹全作品1979-1989」、短編集「レキシントンの幽霊」に掲載されたもの。人間関係、いじめをテーマとしているこのストーリーは、村上春樹作品にはめずらしく、リアリティがある。現実的な設定で小説を書くことを好まない作者本人の意に反し、反響が大きい作...続きを読む >

after the quake

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)(2002/02)村上 春樹商品詳細を見る村上春樹が、1995年の阪神淡路大震災をテーマに上梓した連作短編集。この表題作『神の子どもたちはみな踊る』は、海外スタッフ&キャストによって、昨年、映画化された。昨年は『ノルウェイの森』が大きく報道されていたが、この『神の子どもたちはみな踊る』は、村上春樹の作品の中で転換期となるくらい重要な作品である。表紙に「after the quake」(地震の...続きを読む >

「昼の光に夜の闇の深さがわかるものか」

風の歌を聴け (講談社文庫)(2004/09/15)村上 春樹商品詳細を見る村上春樹のデビュー作。この作品は、何十回読んだか覚えていないくらい読んだ。理由は分からないが、孤独な時、辛い時、どん底の時、前に進む力を与えてくれる作品だ。誰でも普遍にそのような影響を与えると言っているのではなく、あくまで個人的に、そうだ。人生にエールを送る言葉などない。PHPのような人生訓など皆無。鞭で叩くような乱暴な言葉も無い。一体何が...続きを読む >

村上春樹「雑文集」

村上春樹 雑文集(2011/01/31)村上春樹商品詳細を見る世の中には2種類の人間がいるという。「猫が好きな人間とそうじゃない人間」村上春樹は猫を飼っているし、作家になる前(ジャズ喫茶を経営していた頃)、冬はストーブも買えないくらいお金がなかったから、野良猫を集めて布団に入れて寝ていたらしい。だから、猫を嫌いなはずはない。僕も子どもの頃、猫を飼っていて、布団で一緒に寝ていたから(猫はちゃんと布団から頭を出し...続きを読む >
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